暑い季節になると、部屋のどこかから嫌な臭いがしてくる・・・そんな経験をされた方もいるのではないでしょうか。この臭いは主に、湿気や気温が高くなり、雑菌が繁殖したり、カビが増えたりしたことが原因と言われています。

臭いが気になるときには、単純なことではありますが、しっかりと部屋の換気をするようにしましょう。部屋の2か所以上をあけて、空気の通り道を作りましょう。サーキュレーターや扇風機を使うと、より効率的に空気を循環させることができます。空気が循環しにくい押し入れなどや、部屋の隅には消臭剤を置くようにしましょう。

暑い季節に特に対策したい臭いの原因があります。場所別に対策方法をご紹介します。
○玄関
玄関は湿気が多く、臭いがこもりがちな場所です。臭いを防ぐためには、普段の心がけが大切です。一度履いた靴は汗が染み付いています。そのまましまうと下駄箱に臭いが充満してしまいます。そのため一晩置いて、しっかりと乾かしてからしまうようにしましょう。靴専用の乾燥剤を入れたり、靴底をペットボトルなどで浮かせて湿気の逃げ道を作ったりすると、より効果的です。

○キッチン
この季節に最も注意したい場所がキッチンです。排水溝や三角コーナーのぬめりは嫌な臭いの原因となります。また台ふきんやまな板などは、しっかりと手入れしないと雑菌が残り、嫌な臭いにつながります。排水溝や三角コーナーは、全体に重曹をふりかけ、たわしなどでこすり、しっかりとすすぎましょう。最後にお湯をかけると熱湯消毒にもつながります。台ふきんは、台所用の塩素系漂白剤を使ったり、重曹で煮洗いしたりしましょう。まな板は、プラスチック製のものなら漂白剤とキッチンペーパーを使って除菌しましょう。木製のものは、熱湯消毒し、しっかりと乾かすことで除菌できます。

また、ソファやカーテンなどの布には、消臭効果のあるファブリックミストを使い、消臭しましょう。洗えるものはこまめに洗濯しましょう。