この季節は雨が多くなります。湿気が多いとカビが発生しやすいこともあり、エアコンや除湿機などで除湿をされている方も多いと思います。エアコンを用いていても、「湿度戻り」という現象によって、湿度がなかなか下がらないこともあります。「湿度戻り」とは、次のような現象のことです。室温がエアコンの設定温度に達すると、室外機が停止して冷房を止めます。しかし室外機が停止しても室内機は運転しているため、エアコン内部に残った水分が送風によって再度室内に拡散されることで湿度が上昇します。湿度が高い部屋に長時間いることは、健康にも良いことではありません。エアコンや除湿機以外の除湿方法をご紹介します。
○新聞紙
濡れた靴の中に丸めた新聞紙を入れて乾かした・・・そんな経験をされた方もいるのではないでしょうか。靴を乾かしたように、新聞紙は湿気を吸い取ってくれます。古い新聞紙を丸めて、部屋干ししているところや押し入れの中などに入れておくことで、除湿効果が期待できます。
○冷凍のペットボトル
気体が液体になる変化「凝縮」を利用した除湿方法で、7分目くらいまで水を入れて凍らせたペットボトルを置くだけです。これにより、冷やされた周りの空気がペットボトルに液体となって吸着します。液体となって吸着した分が除湿されているという仕組みです。
○重曹・塩・コーヒーの出し殻・炭
重曹や塩、コーヒーの出し殻、炭には除湿効果があるとされています。またコーヒーの出し殻と炭には消臭効果もあり、梅雨時の嫌な臭いを取ってくれるためおすすめです。それぞれ容器や小皿に入れて部屋に置いておくだけなので、簡単に除湿できます。水分を吸った塩やコーヒーの出し殻は、フライパンで乾煎りして湿気を飛ばすことで再利用もできます。炭は天日干しすることで何度でも使うことができます。
梅雨を快適に過ごすために、除湿はかかせません。エアコンや除湿機などと、ご紹介した方法を部屋に合わせて、併用するなどして除湿をしていきましょう。