障子は通気性に富んでいて、フィルターの役目も果たしているため、気付かないうちに汚れてしまいます。障子紙の種類や使用状況によって変わりますが、目安として3~5年で張り替えたほうが良いとされています。ご自分で行なうのが難しい場合には業者に頼むのもオススメです。
障子を張る際には、まずきれいに剥がすことが重要です。しっかりとホコリをはらって、裏から刷毛などで桟全体にたっぷりと水を含ませます。2~3分おいたあと、下からゆっくりとはがします。障子紙をはがす専用の「はがし剤」を使うのも効果的です。のりが桟に残ってしまった場合には、濡らしたタオルで拭き取りましょう。剥がし終わってすぐに新しい障子紙を張るのではなく、しっかりと障子戸を乾かすようにしましょう。湿った障子戸ではのりがうまくつかなかったり、障子紙が濡れてシミがついてしまったりする原因につながります。
のりで障子を張る場合には、まず障子紙を戸の上に置いて、位置を決めます。位置が決まったらセロテープなどで仮止めをしましょう。のりを刷毛で桟全体に薄く塗りますが、チューブに入っているのりを使うと簡単に塗ることができます。障子紙を張り終えたら仕上げに、霧吹きで水を吹きかけて乾燥させると紙に張りが出て、きれいになります。
色つきや柄つきなど、さまざまな障子紙がありますので、ご自身の家に合った障子紙に張り替え、インテリアを楽しんでみてはいかがでしょうか?