私たちの暮らしに身近な存在な静電気。セーターを脱いだり、ドアノブを触ったりしたときに、パチッと音がして痛みを感じること、誰もが一度は経験したことがあるでしょう。普段静電気は、空気中の水分によって放電されるのですが、冬は空気が乾燥するため、体や物体に溜まった電気が放電されにくくなります。冬に静電気が発生しやすいのはこのためです。静電気を防ぐためには、静電気を溜めないようにすることが大切です。
○部屋の加湿をする
空気中の水分が増えて湿度が高い環境では、電気が生じても、自然に放電しやすくなり、静電気が発生しづらくなります。加湿器を使用したり、洗濯物を室内に干したり、観葉植物を置いたりして、部屋の加湿を心がけましょう。部屋の湿度は、50%以上に保つことがおすすめです。
○肌の保湿をする
不足している水分を補い、肌を保護するためにも、保湿を重視したスキンケアをするようにしましょう。手足や首まわりなどの外気に触れやすい部分には特に保湿が必要です。また、洋服に隠れているお腹まわりや腰なども乾燥しやすいため、忘れずにクリームを塗って、全身を保湿します。特に、肌が柔らかくなっているお風呂上がりに塗るのがお勧めです。
○湯船の温度は40℃以下に
寒いからといって、熱いお湯につかると、皮膚を守るための皮脂膜やセラミドが失われてしまいます。本来あるはずの肌の水分量が保たれず、乾燥肌の原因になります。湯船の温度は38〜40℃までを目安に、長湯は控えるようにしましょう。