9月1日は「防災の日」です。これまで、よりみちでは地震に対する備えについて何度かご紹介してきました。用意しておくものや家族で共有しておきたいことなど、いろいろご紹介してきましたが、今回は、家の中でしておくべき対策をご紹介します。
○家具の転倒を防ぐ
家具転倒防止器具はホームセンターなどで販売されています。家具の種類や、賃貸で穴をあけられないなど、ご自宅の状況に合わせて使用する器具を決めるようにしましょう。一番強固なものは「L型金具」です。これらを活用し、しっかりと家具を固定するようにしましょう。器具などでの固定ができない場合は、家具の配置を変えることも大切です。寝ているところに家具が倒れないような向きや、避難の妨げになるような場所などに家具を置かないようにしましょう。上下が分割している家具や扉のない棚なども、落下防止器具を使って棚同士を固定したり、中身が飛び出ないようにしたりと対策をしましょう。
液晶テレビなどは不安定のため専用器具を使ったり、粘着性のマットを敷いたりして落下を防ぎましょう。万が一倒れても窓ガラスに当たらない場所に置くことも大切です。
○ガラスの飛散を防ぐ
食器棚や窓ガラスなどには、飛散防止フィルムなどを使用しましょう。ガラスが割れるのを防ぐだけでなく、割れた破片が部屋に散らばるのを防ぐ効果があり、飛び散ったガラスでのけがを防いでくれます。他にも薄いレースやカーテンを引いておくのも効果的です。カーテンがガラスの破片が部屋中に散らばるのを防ぐ効果が期待できます。