ほっとHot Q&A:暑さから植物を守るいい方法について

梅雨から盛夏にかけては、植物にとって過酷な季節となります。ヨーロッパや南アフリカ原産の植物の多くは、高温多湿な日本の気候を嫌います。近年は猛暑日も増え、今まで特に対策が必要なかった植物でも、夏バテしてしまうことあります。しっかりと対策をして、長く植物を楽しめるようにしましょう。

○蒸れを防ぐ
植物にとって、蒸れは大敵です。蒸れを防ぐために、風通しを良くするようにしましょう。鉢植えの場合は、ベランダや庭に鉢を直接置くのではなく、スタンドにのせたりして、鉢底を浮かせるようにしましょう。地植えの場合は、枝を間引いたり、地面に近い部分の古い葉を落として風が通るようにしたり、こまめに雑草を抜いたりしましょう。

○水やりのタイミング
夏の水やりは、気温の低い早朝夕方に鉢底から流れ出るまでたっぷり与えるといいと言われています。昼間に土が乾燥していても、水やりはガマンしましょう。炎天下で与えても蒸れてしまい、かえって植物を弱らせることにもつながります。また日中、植物に水をかけると、葉や花びらについた水滴がレンズの役目となり葉焼けを起こす可能性もありますので注意が必要です。

○日よけ対策
過度な日光は葉焼けの原因となります。植物の種類によっては、葉が変色してしまいます。また傷んだ葉はもとに戻らず、その後の生育にも影響を与えてしまいます。木の下などにつるしたり、よしずを利用したり、遮光ネットで日よけをしたりと、夏の強い日差しから植物を守るようにしましょう。