以前は、季節の変わり目に行っていた衣替えですが、ここ最近は4人に1人の割合で衣替えを行っていないという結果が出るほど、衣替えについての考え方が変わってきています。その理由としては、「時間がない」「気温の変化が大きくタイミングが難しい」など、ライフスタイルの多様化や気候の変化があげられています。
衣替えをしない収納のポイントをご紹介します。
①衣類の量や収納のサイズを見直す
衣替えをしないということは、すべてのシーズンの服を一度に収納できる場所が必要になります。現在収納場所に困っていなくても、今後服が増える可能性もあります。そこで収納する前に一度、全ての衣類を取り出し、必要なものと不要なものに分けましょう。そして、アウターやトップスなど、カテゴリーごとに必要な枚数を残すようにしましょう。この作業は家族分まとめて行うのではなく、一人ずつ行うようにしましょう。
②服を入れる場所を決め、同じ大きさの収納家具をそろえる
普段使いの服は、1か所にまとめた方が把握しやすいです。衣替えしない収納にするためには、できるだけ同じサイズの引出しやボックスを使いましょう。そうすることで、引出しやボックスを入れ替えるだけで、収納場所を変更できるようになります。
③季節別に分けずにしまう
衣類は着用する人物別に分け、それぞれが把握しやすい分け方でしまいます。このとき季節別に分ける必要はありません。まとめてしまってある洋服から、季節が移り替わるのに合わせて引出しからその時期に合うものを取り出します。洗濯して戻すときに手前に入れることで、常に季節にあった服が手前に入っているという形が出来上がります。
近年は季節はずれの気温になることもあり、衣替えが難しくなっています。衣替え不要の収納を活用し、家事の負担を減らしましょう。