多年草は、一度種を植えれば、毎年開花する品種で、ガーデニング初心者にもおすすめのものです。正しく植えれば管理が楽な植物といわれています。多年草の一種である宿根草というものもあります。宿根草は生育期が終わると地上部は枯れますが、根は生きているため生育期がくると再び芽を出します。ガーデニングにおすすめの多年草をいくつかご紹介します。
○芝桜
観光名所として知られるスポットもある芝桜は、丈夫で育てやすいことから初心者にもおすすめの多年草です。ピンク色の花を咲かせるのは4~5月ですが、常緑の植物です。そのため斜面や花壇の縁取り、石垣などの植栽にも活用されています。耐寒性があり、病害虫もほとんど発生しないことから、手間がかからないです。
○アジュガ
洋風なお庭のグランドカバーとして最適なアジュガは、管理の心配もなく、育てやすい植物です。4~5月頃に花を咲かせますが、常緑で冬も葉があります。葉焼けする品種もあるため、午前中だけ日が当たり、風通しの良い場所が最適です。地植えなら乾燥するようなら水やりが必要ですが、基本的には降雨に任せます。
○クリスマスローズ
12~4月にかけて花を咲かせるクリスマスローズは、女性人気の高い多年草です。株分けで増やすわけではなく、種で増やしています。種で増やしても花色や花形、花の模様が安定しないのが最大の特長であり、最大の魅力です。鉢植え、地植えのどちらでも育てることができます。葉色を深い緑色に保つのなら、半日陰で育てるようにしましょう。
○セージ
料理のスパイスやハーブティーなどに利用されるセージも多年草の1つです。5~11月頃に花を咲かせます。日当たりと風通しの良い場所で栽培しましょう。耐寒性があるため、対策をしなくても冬越しできますが、水やりの回数はほかの季節よりも減らすようにしましょう。