夏の炎天下に車を置いておくと、密閉空間でもある車内はあっという間に温度が上昇し、人体に危険なレベルの暑さにまで達することがあります。車内の熱気はすぐに冷えるわけではなく、暑さによって注意力が散漫になったり、熱中症になったりする可能性があります。暑さを抑えたり、熱くなった車内を冷やしたりする方法をご紹介します。
○断熱フィルム:窓ガラスに貼ることで、温度上昇を防ぐものです。UVカット仕様のものもあり、日焼け防止にも活用できます。自分で貼ると、気泡ができたり、ゆがんだりする可能性があるため、カーショップや施工業者に依頼するのがおすすめです。
○乗る前に水をかける:自宅の駐車スペースなど、水を準備できる環境に限られますが、車体に水をダイレクトにかけます。車に水をかけることで、熱を少しでも逃がし、暑さをやわらげます。一方、ウォータースポットを作ってしまう可能性があるため注意が必要です。たっぷりかけて冷やした後、きれいにふきあげるようにしましょう。
○ドアと窓を開ける:車内の1つの窓を全開にしたら、開けた窓と対向側になるドアを数回開け閉めします。ドアは閉めきらずに連続で行うことで車内の空気を外に押し出すことができます。5~6回行うと車内の温度が下がるといわれています。
他にも冷却スプレーやシートカバーなど、暑さを抑えるグッズが販売されています。スプレーは破裂の可能性もあるため、高温になった車内に放置しないように十分注意してください。