冬物のお洋服は正しくしまっておかないと、黄ばみや虫食いの原因となります。冬物衣類をしまうときのポイントをご紹介します。
○洋服にあった洗濯方法
※洗濯表示マークを確認し、水洗い可能のマークがついていればご自宅で洗濯できますが、不可の場合にはクリーニング店に依頼するようにしましょう。
コート:コートの汚れが目立つ部分には、おしゃれ着用洗剤を直接つけ、軽くたたいてなじませておきましょう。型崩れ防止のために、畳むなどして洗濯ネットに入れます。おしゃれ着用のコースで洗濯し、脱水後はすぐに取り出して干しましょう。しわを伸ばして形を整えてから干すようにしましょう。
ダウンジャケット:フードにファーがついている場合は取り外してから洗いましょう。汚れが目立つ部分はスポンジに薄めた洗剤液を含ませ、軽くたたいておきます。洗濯槽におしゃれ着用洗剤を溶かしたぬるま湯をため、押し洗いします。脱水は洗濯機の脱水コースで1分程。2~3回行なったら、ハンガーに吊るして陰干しします。
セーター:汚れが目立つ部分には、おしゃれ着用洗剤をつけ、軽くたたいてなじませます。裏返して綺麗に畳み、洗濯ネットに入れて、おしゃれ着用のコースで洗濯します。脱水が終わったら、平干しネットに乗せて平干しします。
○収納方法
冬物衣類はアイテムによって、つるして収納した方が良いものと、たたんで収納した方が良いものに分けられます。つるす際に使用するハンガーは、衣類に合わせて選ぶようにしましょう。厚手のジャケットやコートなどは、肩の部分に厚みがあるものを選びましょう。パンツやスカートは、クリップでつるすタイプや二つ折りにして掛けるものを選ぶようにしましょう。
一方、ニットやパーカー、Tシャツなどは、ハンガーにかけると伸びたり、跡がついたりしてしまうため、たたんで収納するようにしましょう。寝かせず立てて収納することで、どんな洋服が入っているかが一目瞭然です。
クリーニングに出した服にかけられたビニールは必ず取るようにしましょう。空気が循環しにくくなり、カビの原因となります。
大切な衣類には、洗濯に加え、ひと手間加えることで、虫食いを防止することができます。虫の卵や幼虫は熱で死滅するため、衣類全体にアイロンをかけます。さらに、衣類の大きさに合わせた圧縮袋に入れて空気を抜くことで、虫の侵入を防ぐことができます。