冬になると腰痛に悩む人が増えるといわれています。寒さで身体が冷えると、身体の熱を逃さないようにと筋肉が収縮します。また、寒いからと体を縮こませると姿勢が悪くなり、腰痛などが悪化する場合もあります。
お風呂などで温めることはもちろんですが、適度に適切なストレッチなどをすることも大切です。冬に限らず、腰痛対策におすすめのストレッチや健康法をご紹介します。
○腰痛体操
1.脚は肩幅よりやや広めに平行に開きます。
2.両手を後ろに回し、腰に当てます。
3.息を吐きながら、手のひらで骨盤を前に3秒押し込みます。
※つま先に重心を置き、ひざは曲げないようにします。
腰痛予防の場合には、3秒を1~2回行うようにしましょう。
○寝たままストレッチ
1.仰向けの状態になります。
2.右ひざを両手で抱え、ゆっくり胸に近づけます。
3.痛みの出ないギリギリの場所で20秒間保ちます。
4.同様に左足も行います。
5.左足を右足の上に交差します。
6.左手を肩の高さに伸ばした状態にします。
7.顔を左側に向けて、30秒間保ちます。
8.同様に右足も行います。
寝たまま行うストレッチなので、就寝前などに取り入れやすいストレッチです。
○健康法:ツボ押し
【委中(いちゅう)】
膝の後ろの中央にあるツボです。腰痛以外に、膝の痛みやむくみ解消の効果も期待できるツボです。
【腰腿点(ようたいてん)】
人差し指と中指、薬指と小指のそれぞれの骨が交わる少し上のくぼんだところにあるツボです。ぎっくり腰などの痛みが突然生じる痛みにも効果があるといわれています。手の甲にあるため、テレビを見ながらなど、いつでも刺激できるツボです。