大中寺芋(だいちゅうじいも)

沼津の伝統野菜である「大中寺芋」は、愛鷹山麓で昔から栽培されている里芋です。100年ほど前、御滞在の皇室の方々をこの里芋でおもてなしをしました。皇室の方々がお気に召され、いつしか大中寺の里芋という意味で呼ばれるようになりました。10月~12月に旬を迎え、直売所などで販売されます。

<特徴>
大中寺芋は赤ん坊の頭ほどにもなる大きさが特徴です。また、コクのあるおだやかな味で、調理をしていても煮崩れしにくい。その大きさとは対照的に柔らかく滑らかで、上品な口当たりです。

<栄養>
高血圧予防に効果的なカリウムや、腸内環境を整えてくれる食物繊維が豊富に含まれています。また、植物繊維の一種であるガラクタンは、コレステロールを下げる、高血圧や肥満予防、免疫力を高める効果などがあるといわれています。ダイエットや健康、美容など嬉しい栄養価がたくさんある野菜です。