函南すいか

「平井すいか」のブランド名で親しまれている『函南すいか』は、昭和58年に函南町の平井地区、大竹地区の出荷組合が統合し、その品種・栽培方法が函南全域に規模を広げたことから、現在では「函南すいか」の名称で知られています。6~10月にかけて出荷され、主に静岡県東部地区のデパートやスーパーマーケットなどの大型量販店で販売されています。

<特徴>
一般的なスイカは糖度11度以上で十分甘いとされていますが、函南すいかは高いもので、糖度13度以上に達するものもあります。週2回、糖度検査を行ない、11度(秋は10.5度)に達しないものは出荷が出来ず、熟練した検査員の手で叩く検査により、1玉毎品質を見極めています。甘さとシャリシャリとした食感が特徴で、出荷されるスイカは新鮮な証拠であるツルがついています。

<栄養>
果肉や種子には、疲労回復や利尿作用があるとされるカリウムが多く含まれています。夏の暑さで衰えた身体に優しく、夏バテに効果がある食材の一つです。
また赤肉スイカの色素には、抗発ガン作用や免疫賦活作用などの働きがあるβカロテンや老化予防や呼吸器系の免疫力を高めるリコピンが大量に含まれています。