レインボーレッド(キウイフルーツ)

レインボーレッドは富士市の生産者が中国系キウイフルーツを育成した新品種で、全国的にはまだあまり知られていません。現在は静岡県や福岡県で栽培が拡がっていますが、キウイ全体の生産量から見れば、まだごくわずかしか生産されていない品種で、珍しいキウイの一つです。

<特徴>
レインボーレッドは果肉の赤い色と甘さが特徴です。糖度は17度前後と高く、酸味が穏やかで、甘みを強く感じることができます。果実は小ぶりで、表面には産毛がほとんどありません。収穫時期は9月下旬~10月上旬と比較的早く、低温でも追熟する性質があるので貯蔵性があまりなく、出回る時期も限られています。キウイはたんぱく質分解酵素のアクチニジンを含んでいるためゼリーにならないといわれていますが、この品種はこの酵素の含有量が少ないため、きれいなゼリーを作ることができます。

<効能>
ビタミンCは果物の中でもトップクラスの含有量で、風邪予防や疲労回復、肌荒れなどに効果があります。高血圧に効果があるカリウム、整腸作用があり便秘に効果がある食物繊維、抗酸化作用があるビタミンEなど、毎日とりたい栄養素がぎっしり詰まっていて、美容と健康のためにも優秀な果物です。