春真っ盛り!春に咲く3つの花の見分け方

県内でも少しずつ桜が咲き始め、本格的なお花見シーズンがやってきます。春には桜以外にも楽しむことができるお花があります。今回は春の代表格、桜・桃・梅の見分け方をご紹介します。

桜・桃・梅の違いについて
春には色とりどりの花が咲きますが、代表的なものに桜、桃、梅があります。これらは咲く時期も近く、よく似ているため間違えてしまう方もいます。基本的な特徴をまとめました。

○桜
3月中旬~4月下旬にかけて日本列島を北上していきます。桜は花柄(はなえ)が非常に長いため、枝からこぼれんばかりに花が咲きます。花びらは先が割れていて、また1つの枝に多くの花をつけるため、とても華やかに見えます。木の幹は赤茶色をしていて、横縞模様をしています。

○桃
3月上旬~4月下旬にかけて日本列島を北上していきます。花柄が短く、枝に沿うように花を咲かせ、可憐で可愛らしい雰囲気を持ちます。花びらは先が尖っており、1節につき2つの花を咲かせるため、少し華やかに見えます。木の幹は白っぽくツルツルしていて、斑点模様があります。

○梅
1月下旬~4月下旬にかけて日本列島を北上していきます。花柄がないため、枝にくっつくように花が咲きます。1節につき、1つの花を咲かせ、花びらの先が丸く、雪のように白い花です。木の幹は黒ずんでいて、比較的ざらついています。


県内のお花見スポット(見頃は天候によって左右します)
○熱海城(熱海市) 見頃:3月下旬~4月上旬
海抜120m余りに位置する熱海城に、約200本のソメイヨシノが植えられています。東洋のナポリと称される熱海湾や、初島や大島など、海抜160mの高さにある天守閣からは、熱海の絶景を一望できます。桜とお城のコラボレーションが楽しめ、古来からの日本らしい桜の雰囲気を味わうことができます。例年は3月下旬~4月上旬ころに熱海城桜まつりが実施され、夜にはライトアップされた桜を見ることができます。

○つま恋リゾート彩の郷(掛川市) 見頃:2月上旬~4月上旬
140万m²の広大な敷地内にソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤエザクラなど約1,600本の桜が咲き誇ります。華やかで可憐な風景は入場無料で楽しむことができます。早咲きにカワヅザクラもあることから、長い期間、さまざまな桜を楽しむことができます。園内にある約1kmにもおよぶ桜並木は歩くだけでなく、有料のランドカーでめぐることもできます。例年3月下旬~4月上旬には桜まつりが開かれ、屋外イベントや桜づくしの食事などが楽しめます。

○駿府城公園(静岡市) 見頃:3月下旬~4月上旬
徳川家康の居城址として知られる駿府城公園は、静岡市内の花見の名所として知られています。園内には約500本の桜が植えられており、多くの花見客でにぎわう名所です。お堀の水面に映る桜を楽しむこともできます。毎年4月には静岡まつりが開催され、桜と合わせて楽しむことができることから多くの人でにぎわいます。

※各地のイベントの開催情報は、公式ホームページなどでご確認ください。