9月1日は防災の日 命を守るために知っておくべきこととは

9月1日は「防災の日」です。7月の大雨の際には、熱海市をはじめ県内で大きな被害が出ました。今回は改正された警戒レベルや、被災時に知っておきたい安否確認サービスについてご紹介します。

警戒レベルについて
「避難情報に関するガイドライン」では、住民は「自らの命は自らが守る」意識を持ち、自らの判断で避難行動をとるとの方針が示されています。この方針に従い、自治体や気象庁などから発表される防災情報を用いて住民がとるべき行動を直感的に理解しやすくなるよう、5段階の警戒レベルを明記して防災情報が提供されることとなっています。この警戒レベルは、令和3年5月20日からより分かりやすいものに変更となりました。現在の警戒レベルは以下の通りです。

【警戒レベル5】緊急安全確保
これまでの避難情報「災害発生情報」と同レベルです。災害が発生または切迫しているものと思われます。このレベルでは、すでに安全な避難ができず、命が危険な状態です。直ちに身の安全を確保してください。この発令を待たず、警戒レベル4までに避難をすることが望まれます。

【警戒レベル4】避難指示
これまでの避難情報「避難指示(緊急)」「避難勧告」と同レベルです。災害のおそれが高いときに発令されます。危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベルです。災害が想定される区域では、キキクル(危険度分布)や河川の水位情報などを用いて自ら避難の判断をしてください。このレベルまでには必ず身を守る行動をとりましょう

【警戒レベル3】高齢者等避難
これまでの避難情報「避難準備・高齢者等避難開始」と同レベルです。災害のおそれがあるときに発令されます。避難に時間のかかる人は、危険な場所から避難が必要とされる警戒レベルです。高齢者等以外の方もキキクル(危険度分布)や河川の水位情報などを用いて避難準備をしたり、避難をしたりしてください。

【警戒レベル2】大雨・洪水・高潮注意報
これまでの避難情報から名称変更はありません。気象情報が悪化した際に発令されます。ハザードマップ等により、災害が想定される区域や避難先などを確認するようにしましょう。

【警戒レベル1】早期注意情報
これまでの避難情報から名称変更はありません。今後気象情報が悪化するおそれのある際に発令されます。最新の防災気象情報などに留意し、災害への心構えを高めましょう。


安否確認サービス
大規模災害発生時に、大切な人の安否を確認するために移動することは危険です。各通信事業者が提供する安否確認サービス「災害用伝言ダイヤル(171)」「災害用伝言版(web171)」「NTTドコモ災害用安否確認」「au災害用伝言版サービス」「ソフトバンク災害用伝言版/災害用音声お届けサービス」「ワイモバイル災害用伝言版サービス」を活用し、大切な人の安否を確認できるようにしましょう。これらのサービスは、毎月1日・15日、8月30日~9月5日の防災週間、1月15日~1月21日の防災とボランティア週間、正月三が日には体験利用ができます。事前に体験してみることも重要です。他にもSNSなども安否確認手段として活用できます。