日本三大紅葉名所と県内の紅葉スポット2020

木々が色づき、紅葉シーズンが到来。
紅葉スポットと呼ばれる場所は各地に存在しますが、特に絶景といわれる場所は「日本三大紅葉名所」と称されています。
今回は「日本三大紅葉名所」と県内の紅葉スポットをご紹介します。

日本三大紅葉名所とは
「日本三大○○」とは、日本を代表するものを表すときに使用される言葉ですが、紅葉スポットにも日本三大紅葉名所と呼ばれる場所があります。それは、京都の嵐山エリア、栃木の日光エリア、大分の耶馬溪(やばけい)の3ヶ所です。
嵐山は、四季折々の美しさを見せる京都屈指の名勝で、渡月橋やトロッコ列車など、多くの観光客でにぎわう代表的な紅葉スポットです。例年11月中旬~12月中旬に見頃をむかえます。
日光は、「日本の道100選」のひとつ「いろは坂」があることでも有名で、日光東照宮や竜頭の滝など、情緒あるスポットがたくさんあります。例年10月中旬~11月上旬に見頃をむかえます。
耶馬溪は、日本新三景にも選定されており、山国川が深く浸食して作りだした奇岩の渓谷である「一目八景(ひとめはっけい)」が人気のスポットです。奇岩と紅葉が織りなす絶景に、全国から観光客が訪れます。例年10月下旬~11月下旬に見頃をむかえます。


県内の紅葉スポット(見頃は天候によって前後します)
富士市中央公園(富士市) 見頃:10月上旬~11月上旬
市民の木であるクスノキをはじめ、桜やケヤキなど、さまざまな木々が植えられています。富士山を目の前に眺めることができ、紅葉と富士山の絶景を楽しむことができます。また、園内にはバラ園もあり、紅葉と同じ時期に秋バラが見頃を迎えるため、紅葉と富士山とバラを楽しむことができます。

接岨峡(せっそきょう)(榛原郡川根本町) 見頃:10月下旬~11月下旬
井川ダムから下流10kmにわたって続く大井川の渓谷です。日本で唯一アプト式鉄道が走っており、車窓から紅葉を楽しむことができます。奥大井一とよばれる紅葉は、カエデ、ブナなどの広葉樹が中心です。高さ約70mの関の沢鉄橋からの眺めは絶景です。また大井川の水面に映り込む紅葉の美しさも格別です。

白倉峡(しらくらきょう)(浜松市天竜区) 見頃:11月中旬~11月下旬
西川北西の3kmほどの渓谷のことで、白倉山から天竜川に注ぐ清流がさまざまな奇岩を作り出しています。徒歩30分ほどで気軽に歩ける全長1kmの遊歩道が整備されているため、渓流沿いを散策することができます。毎年「白倉峡もみじまつり」も開催されます。

河津七滝(かわづななだる)(賀茂郡河津町) 見頃:11月下旬~12月上旬
天城エリアを代表する景勝地で、年間を通して観光客が訪れる場所としても有名です。河津川にかかる7つの滝の総称で、滝をめぐる遊歩道も整備されています。中でも初景滝は「伊豆の踊子」にちなんだ銅像もあり、フォトスポットとしても人気となっています。紅葉の時期は、初景滝をメイン会場に「河津滝まつり」が行われます。