数年に1度の大型連休! シルバーウィークって何?

今年は「シルバーウィーク」と呼ばれる9月の大型連休があります。
昨年はなかった連休が今年はなぜあるのでしょうか。
また、いつから「シルバーウィーク」があるのでしょうか。
今回は「シルバーウィーク」についてご紹介します。

シルバーウィークの歴史
シルバーウィーク」という言葉は最近聞かれるようになりましたが、実は最初に使われたのは1950年代のことです。当時の映画会社、大映の専務が4月末から5月初めの大型連休を「ゴールデンウィーク」と名付けて宣伝を行なっていました。それと同じように11/3の文化の日を中心とした1週間を「シルバーウィーク」と名付けて宣伝を行ないました。しかし、1950年代中頃になると「ゴールデンウィーク」は一般的に定着していきましたが、「シルバーウィーク」は一般に広まらず、消えていきました。

その後ハッピーマンデー制度の導入により、敬老の日が第3月曜日となり、2009年には5連休となりました。そこで三菱電機ビルテクノサービスが、「9月の大型連休に名前をつけるとしたら何?」というアンケートを行ったところ、5月の大型連休「ゴールデンウィーク」に対した「シルバーウィーク」が1位となりました。その結果がテレビや新聞で報道され、旅行会社などが「シルバーウィーク」という名前を使ったことから、広く認知されるようになっていきました。


シルバーウィークの定義
「シルバーウィーク」は「ゴールデンウィーク」と異なり、毎年発生するとは限りません。以前は9/15に固定されていた敬老の日が、ハッピーマンデー制度によって2003年から第3月曜日に移動しました。さらに秋分の日が21・22・23日のいずれかで、第3水曜日になれば、祝日法により、その間の火曜日が国民の休日となります。その結果日曜日を含めると4連休、土曜日まで含めると5連休となり、「シルバーウィーク」となります。この連休は2009年に初めて発生しました。現行法では次に発生するのは2026年とみられています。

ちなみに秋分の日が24日の水曜日になることもありますが、この場合は敬老の日が前の週の15日になってしまうため、連休は発生しません。

毎年大型連休があるわけではない希少性から「プラチナウィーク(白金週間)」とも呼ばれています。


数年に1度の秋の大型連休。
旅行や観光にでかけてみてはいかがですか。