春のお出かけやお花見前に要チェック! 「桜・桃・梅」の違いがわかりますか?

桜・桃・梅って実はよく似ています。普段みなれた花とおもっていてもいざ、1本の枝を出されて「この花なぁに?」となると、とたんに自信がなくなります。「この桜いい香りだね」「いや、どう見ても梅だから・・・」のような失敗をしないための簡単な見分け方を今回はご紹介します。
では、下の画像はどれが 梅? 桃? 桜?
※答えは一番最後に。

梅・桃・桜の違いって?
植物分類では、梅も桃も桜も「バラ目・バラ科・サクラ属」の植物。 似ているのも当然ですね。
いずれも一重のものは花びらが5枚ですが、見分けるポイントは花の付き方と花びらの形です。


・花柄(かへい)がないので、枝にくっつくように花が咲く。
・花芽が1節につき1個なので、たわわに咲くのではなくスカスカした感じ。
・花びらの先が丸い。


・花柄がひじょうに短いので、枝に沿うように花が咲く。
・節の中央に葉芽があり、その両側に花芽が1個(つまり1節につき2個)なので、梅よりも華やかに見える。
・花びらの先が尖っている。


・花柄がひじょうに長いので、枝からこぼれんばかりに花が咲く。
・花芽が房状についているので、花数が多くとても華やか。
・花びらの先が割れている。

このように花の付き方と花びらの形の違いでわかるのです。
どこかで見かけたらそれが何の花か、確かめてみてくださいね。
ちなみに、杏の花も同じ仲間なので、よく似ているんですよ。

※ページ上部の写真の答え :左側より、桃/桜/梅