いよいよ夏本番!!!一定のリズムで生活を

夏休み中も、おうちでは毎日の生活をきちんとコントロールすることが大切です。

■ 出かける前に準備しよう
外出するときは、最も暑い時間帯の行動は避け、途中に休憩を挟む、ゆとりあるスケジュールを組みます。帽子をかぶる、通気性のいい服を着るなどの工夫も必要。
水分や塩分が不足がちになるので、脱水症状を起こさないようスポーツドリンクなどを常備しましょう。

■ ケーススタディ〔日射病(熱中症)〕
脱水症状や全身のだるさ、脱力感、めまい、吐き気などを感じたり、顔色が悪くなり脈拍が速くなってきたら要注意。
意識がはっきりとある初期症状なら、涼しい場所に移し、衣服をゆるめてスポーツドリンクなどを飲ませる。医師の診断は必ず受ける。意識障害があればすぐに救急車を呼び、体に水をかけて風を当てるなど、できるだけ体温を下げるよう努める。

■お部屋の温度管理
冷房が普及したことで、夏も快適に過ごせる反面、外部の環境に対する抵抗力が弱まり、冷房病にかかりやすくなっています。まずは冷やしすぎ防止のため、外気温と5℃以上の差が出ないように室温を設定します。冷風が直接当たらないよう、送風口の角度も調節して。ずっと冷房の効いた部屋にいないで、1日1回は軽く汗ばむ程度の運動をするといいでしょう。
また夜は、一晩中冷房をつけっ放しにせずに、寝る前に寝室を冷やしておいてからタイマーをかけて切り、気持ちよく寝つけるようにします。

■食事の見直し
夏バテでなくても、暑い時期は食欲が落ちるもの。あっさりしたそうめんなど、口当たりのいいものだけを食べていると、栄養不足に陥りやすくなります。豆腐など良質のたんぱく質、新鮮な野菜などビタミン類を中心に、バランスのよいメニューを作りましょう。汗をかくとビタミンBとC、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルが失われるので、油で調理したものや、少量でも栄養価の高いものをしっかり摂るよう心がけます。
味つけは食欲増進のため、香辛料を使ってアクセントを加えたり、酢やレモンの酸味でさっぱりと仕上げるなどしましょう。酢っぱいものはエネルギーの代謝を促し、疲れの回復に力を発揮します。

食事:朝食を抜かずに、できるだけ毎日同じ時間に3食きちんと摂る。
睡眠:吸湿性のよい寝具を用意し、夜ふかしせずにたっぷりと睡眠時間を取る。
入浴:シャワーだけですませず、ぬるめのお湯にゆっくり入る。自律神経の働きを整え、心身ともにリラックス。