ちゃんと知っておきたい日本茶の入れ方

■お茶をおいしく入れたい!
5月1日は『八十八夜』で新茶が出回ります。最近ヨーロッパでは日本茶ブームで、フランスの紅茶専門店でも煎茶や玉露などが店頭にあるくらい。日本人ですもの、おいしいお茶の入れ方を聞かれたらきちんと答えたいですね。

やってみよう! おいしいお茶の入れ方

お茶の種類
玉露(上)
玉露(並)
煎茶(上)
煎茶(並)
番茶
ほうじ茶

お湯の温度
50℃
60℃
70℃
90℃
熱湯
熱湯

浸出時間
2分半
2分
2分
1分
30秒
30秒

※2煎目の場合は、お茶の葉が開いているのでおよそ3分の1の時間になります。

■玉露の入れ方
鮮やかな緑色で、甘くまろやかな『うま味』
一度沸騰させたお湯を湯冷まし、または茶碗に入れて冷まします。
温度の目安(50℃)は湯気がかすかにたつ程度、手のひらにあててみて気持ちいいくらい。急須に入れる茶葉の量は、湯量90ccの場合で10g(大さじ2)

■煎茶の入れ方
日本で一番よく飲まれているお茶。
湯温は70℃から90℃くらい。茶葉の量は、湯量180ccの場合で10g(大さじ2)。上級煎茶と並とで時間が違うので注意しましょう。

■ほうじ茶の入れ方
カフェインが少ないので病気の時でも。
湯温は熱湯で。ぬるめのお湯では味も香りもよく出ません。他のお茶よりも大きめの急須で、湯量650ccで茶葉15g(大さじ3)くらい。たっぷり熱湯を注ぎましょう。冷茶にしてもおいしいです。

■番茶の入れ方
やっぱりコレが好きという人も多い!
番茶はさっぱりとした味と香気を楽しみましょう。湯温は熱湯で。煎出時間はひと呼吸、10秒から15秒ほど。2煎目は、お湯を入れ終わったら手早く茶碗に注ぎ分けます

★さらにちょっとしたおいしいコツ★
売れているお店で買うこと!やっぱり新しいものは風味が違います。
ちょっと古くなったら・・自分でお茶を煎じてみましょう。
フライパンに和紙を敷き、その上にお茶っぱを置いて強火にかけて焦がさないように。2分もかければいい香りが立ちます。焦げやすいのでご注意を。