なぜ冬に、カビ退治?

あたたかくなって、目一杯繁殖してからではお掃除も大変。今のうちに、もとを断つ!これが効果的なカビ退治のポイントです。

カビの発生条件を充たすバスルーム
カビがもっとも発生しやすい状況は、温度20~28℃・湿度65%以上。プラス栄養分(や汚れなど)と酸素。つまり、バスルームは冬でもカビが発育しやすい場所です。ここで生まれた胞子は浮遊して各部屋に運ばれ、さらに条件がそろえばそこで繁殖。つまり、家中いたるところで増殖される可能性があるのです。

<壁・床面>
1.窓を明けて換気の用意。
2.シャワーで上から下へ、浴室全体に水をかける。
3.塩素系漂白剤の薄め液か専用のカビ取り剤を上から下へ向かって塗布し、5~10分ほど置く。天井や、壁面上部には、液ダレを防ぐためスポンジやタオルに染み込ませてから塗布。
4.落ちにくいカビは、使い古しの歯ブラシなどでこする。
5.熱い湯で洗い流す。(カビの胞子は、45℃以上の高温で死滅するので)
6.十分に換気。

<目地やパッキン>
1.塩素系漂白剤の原液をキッチンペーパーに含ませて湿布。
2.その上をさらにラップで覆って20分ほど置く。
3.水拭きした後、熱い湯で洗い流す。
※ご注意:作業する時は、ゴム手袋を使いましょう。

<入浴後にやっておくこと>
1.床や壁面などをよく洗い流しましょう。カビは石鹸カスなどの汚れが大好き。最後に入浴した人は、洗い流しをお忘れなく。壁面はボロ布や雑巾で拭くのがベターですが、窓掃除用のワイパーを利用するとさらにラク。
2.必ず、浴槽のフタを閉める。余計な湿気を出さないように気をつけましょう。
3.通気をよくしましょう。窓を開けるか、換気扇をしばらく回したままにして湿気をためないように。
4.マットやスノコは立てておきましょう。特に木製のスノコは、時々日光に当ててよく乾燥させます。

<見逃しやすいポイントをチェック>
■収納棚
樹脂製の棚は、カビやヌメリが発生しやすいので、週1回のペースでお掃除を。
■シャワーホース
ゴムや樹脂製のものは、カビが発生して黒ジミがつきやすいので、湿気や石鹸分をマメにふきとりましょう。
■浴槽のまわりのコーキング
ゴム製の白いコーキング剤はカビがつきやすいので、湿気をまめにふきとりましょう。