土鍋編

少量炊くなら炊飯器は損！

ごはんをほんの少しだけ炊きたい時、皆さんは炊飯器を利用しますか？電気炊飯器は多く炊いても少なく炊いても電気代はあまり変わりませんので、少量だけを炊くのは損です。
少量だけを炊く場合はお鍋を使ってガスで炊くのが手ごろで経済的。そしてお鍋の中でも、土鍋で炊くごはんはふっくらと美味しく、少量でも上手に炊けます。こちらの写真は100円ショップでよく売られている一人用の小さな土鍋です。この100円土鍋が少量のごはんを炊くのに最適なんですよ。

簡単！土鍋ごはんの炊き方
1.お米1合を洗い、ざるにあげます。土鍋に洗った米と水1カップ(200cc)を入れて、30分ほど吸水させます。
2.土鍋にふたをして強～中火にかけます。
3.しばらくして鍋が沸騰し、蒸気が上がってきたら弱火に。
4.そのまま5分間火にかけ、5分たったら再び強火にして10秒数えたら火を止めます。
5.ふたをしたまま20分むらしたら出来上がり！

≪土鍋ごはんのポイント≫
●火にかけてから出来上がるまでは、絶対にふたを開けない
●土鍋の底は絶対に水で濡らさない(底が濡れた状態で火にかけると割れることがあります)
●芯が残ったら酒をかけて蒸らす(炊きあがりが少し硬い場合は小さじ1杯ほどの酒を振りかけてふたをし、5分ほど蒸らします)
●すぐに炊きたいときは前月号でもご紹介した湯炊き法でもかまいません

＜土鍋ごはんがおいしい理由＞
●土鍋は鍋全体がむらなく加熱されるので、均質なごはんが炊けます
●土鍋ふたが重いので、鍋の中の圧力が高まり、シャキッとした粒立ったごはんができます
●土鍋は保温性が高いので、ごはんが十分に糊化され、ふっくら炊けます