ほっとHot Q&A:気分転換や情報との付き合い方について

最近は新型コロナウイルスに関するニュースをはじめとして、さまざまなネガティブなニュースが多く伝えられています。近年はSNSの普及により、こういった情報がすぐに拡散され、目に触れやすい状況にあります。悲しい話題に触れたときに、落ち込んでしまったり、睡眠に影響を及ぼしたりする人が多いといわれています。ネガティブなニュースによって、気が滅入ってしまいやすい場合には、そういったニュースを“見ない”ことが一番ですが、ネットが発達している今の世の中、それは難しいです。そこで、ネガティブなニュースに触れて気分が落ち込んだ際の、気分転換や情報との付き合い方についてご紹介します。

○気分転換
落ち込むことがストレスになってしまっている場合には、ストレスを発散するようにしましょう。明るい映画やドラマを見たり、音楽を聴いたり、スポーツをしたり、自分がニュースから離れて没頭できるものを見つけましょう。また、自分だけでの解決が難しい場合には、誰かに相談するようにしましょう。誰かに相談することで、気持ちを整理することができ、気分が楽になることがあります。

○情報との付き合い方
新たな研究では、ネガティブな出来事にばかり意識を向けていると「不幸のサイクル」にはまり、もっとネガティブなニュースに引き寄せられてしまい、抜け出せなくなるといわれています。このままではメンタルヘルスに悪影響が出ると感じた場合には、意識して情報をシャットアウトするようにしましょう。
また、世界的な問題などは、自分が今できる行動に取り掛かるように意識を向けてみましょう。寄付やボランティアなどに参加することで、ただの傍観者ではなくなったという実感が持て、社会問題にもポジティブに向き合うきっかけになることがあります。

情報をシャットアウトすると、その出来事に無関心になってしまったように感じてしまいがちですが、そんなことはありません。必要なときに、最適な方法で、必要な情報を、必要な分だけ得るようにコントロールすることで、ネガティブなニュースとも上手に向き合い、付き合っていけることでしょう。